
岐阜県石徹白地区
やすらぎの里いとしろ
【小水力発電】

「この土地の人には甲斐性、つまり生きるチカラがあるんです。」岐阜県郡上市にある石徹白地区は、白山連峰にかこまれた静かな山あいの里。冬は2〜3mの雪に閉ざされる豪雪地帯で、昔から「必要なものは外からお金で持って来るのではなく、自分で作る」という文化がありました。


2007年、エネルギーによる地域づくりを行っていた平野さんがこの土地を訪れたことがきっかけで、農業用水を利用した小水力発電の取り組みがはじまります。当時、石徹白では50年前の1/4まで人口が減ってしまい、小学校の存続も危ぶまれていました。地元のNPO法人「やすらぎの里いとしろ」の久保田さんは、集落の未来に強い危機感を持っていたものの、里を流れる豊富な水はあまりに日常の風景だったため、平野さんの話を聞いて、はじめてその価値に気がついたそうです。
2007年、エネルギーによる地域づくりを行っていた平野さんがこの土地を訪れたことがきっかけで、農業用水を利用した小水力発電の取り組みがはじまります。当時、石徹白では50年前の1/4まで人口が減ってしまい、小学校の存続も危ぶまれていました。

地元のNPO法人「やすらぎの里いとしろ」の久保田さんは、集落の未来に強い危機感を持っていたものの、里を流れる豊富な水はあまりに日常の風景だったため、平野さんの話を聞いて、はじめてその価値に気がついたそうです。

大学など専門家の協力を得ながら発電機の設計・製作を自分たちで行い、試行錯誤をくりかえしながら少しずつ発電を開始。


大学など専門家の協力を得ながら発電機の設計・製作を自分たちで行い、試行錯誤をくりかえしながら少しずつ発電を開始。2011年に上掛け水車ができると、全国から見学者が訪れるようになり、やがて移住者も増えはじめました。2016年6月には、なんと地域の全世帯が出資したという「いとしろ番場清流発電所」が完成。この発電所は計算上、石徹白全体の使用電力の、200%近い発電量があります。
2011年に上掛け水車ができると、全国から見学者が訪れるようになり、やがて移住者も増えはじめました。2016年6月には、なんと地域の全世帯が出資したという「いとしろ番場清流発電所」が完成。この発電所は計算上、石徹白全体の使用電力の、200%近い発電量があります。

ご自身も石徹白に移住した平野さんは、縄文時代からの歴史を持つこの集落をこれからも存続させるために、ここにないものを外から持ってくるのではなく、水力のように、ここにあるものを活用していきたい、と語ってくれました。

あなたが再生可能エネルギーを「えらぶ」ことは、石徹白のような地域を支えることでもあります。地球のために、地域のために、電力自由化でクリーンな電気をえらぼう。
溶けちゃうと、困るから!

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