
好きなフレーバー:
「チェリー・ガルシア。入社すぐの私の仕事は、チョコレートとチェリーを混ぜてアイスクリームに入れることでした。今はだいぶ慣れたと思います。」
– ロイ・クック
安全、健康、環境スーパーバイザー
ベン&ジェリーズを食べたことがあっても、このおいしさがどうやって作られているかは知らないはず。アイスクリームをいっぱい食べながら、牛のいる牧場からスクープショップのコーンの中、みんなのレイゾーコの中まで体験しましょう。
すべては牛からはじまります。1頭だけではなく、何万頭もの。数百ある農場から、新鮮な牛乳がバーモント州セント・オールバンズの協同組合販売店に届けられます。協同組合において、牛乳はヘビークリームとコンデンススキムミルクに分離され、それからタンカートラックでベン&ジェリーズのセント・オールバンズおよびウォーターバリー・バーモント工場に運ばれます。
好きなフレーバー:
「チェリー・ガルシア。入社すぐの私の仕事は、チョコレートとチェリーを混ぜてアイスクリームに入れることでした。今はだいぶ慣れたと思います。」
– ロイ・クック
安全、健康、環境スーパーバイザー
トラックが工場に着くと、牛乳とクリームが6000ガロンのサイロに注入され、ベン&ジェリーズのアイスクリームに作り替える準備ができるまで、2℃に冷やされます。
好きなフレーバー:
「ピーナッツ・バターが入ったものなら何でも。ピーナッツ・バターが好きなんです。」
パイントについての告白:
「私たちはしきたりを守っています。新しいフレーバーを取りにいって、休み時間に食べるのです。ラインから出てきたばかりの新鮮でやわらかいアイスクリームほど美味しいものはありません。」
– レネー・コーリー
第2シフトシッピング・レシービングコーディネーター
アイスクリームの製造プロセスにおいて、おいしくミックスすることはおそらく最も重要です。高い技術と経験を持つ「ミックス・マスター」と呼ばれる人が、1000ガロンの容量をもつステンレススチールのメガブレンダータンクで行います。
アイスクリームミックスはヘビークリーム、コンデンス・スキムミルク、そして液状になった「さとうきび」から始まります。これらに卵黄、チョコレートのフレーバーのためココアパウダー、天然安定剤も加えます。安定剤は熱からくるショックを防ぎ、氷の結晶ができるのを防ぎます。
すべての材料を6~8分ミックスし、その結果白い「スイート・クリーム」ミックス、またはチョコレート・ミックスができます。
完成したミックスは2つの濾過器の1つであるサージタンクに移動されます。サージタンクは、ミックスを低温殺菌がはじまるまで貯蔵する場所です。
好きなフレーバー:
「バニラ・キャラメル・ファッジ」
ベン&ジェリーズでの最も素晴らしい瞬間:
「オランダのヘレンドーンに行き、そこでベン&ジェリーズの生産ラインの開始に携わったことです。」
– コーリー・ペルキー
ミックスコーディネーター
アイスクリームミックスがブレンドされると、低温殺菌され均質化されます。低温殺菌はミックスを加熱して有害なバクテリアを殺すものです。殺菌する機械はとても薄いステンレススチールの一枚板でできています。熱いお湯(83℃)が板の一方から流れ、冷たいミックス(2℃)がもう片方の板からポンプで送られ、お湯の熱がミックスに移動して82℃に熱します。
ミックスが冷たくなる前に、ホモジェナイザーに入ります。ここで、ミックスは高圧にさらされ(140.6万kg / m2)非常に小さい開口部から押し出され、クリームの脂肪粒子は大変小さくなり乳化されるので、ミックスが分離しないようになります。ホモジェナイザーはピストンポンプのような役目をします。
冷やされたミックスは、それからタンクルーム(5000ガロンの保存タンクがある2℃の部屋)に送られます。材料が混ざり合うのには4~8時間かかります。それはソースを煮詰めたり、良くできたワインを呼吸させるようなものです。わたしたちはじっくり時間をかけたいのです。
好きなフレーバー:
「レインフォレスト・クランチ。私はこれなしで生きなければならないんです。もう製造中止になったから。」
ベン&ジェリーズのチーム・プレーヤー
「私はコミュニティ・アクションチームにいます。資金を価値のある組織に送るチャンスだと考えたからです。私は最近グリーン・チームに加わりました。チームのみんなが環境問題の意識を高めるために活動し、そして環境を保護する方法を提唱しているからです。」
– チャーリー・サヤーフ
レシービング・チームメンバー
ベン&ジェリーズのアイスクリームがおいしい理由の1つは、フレーバーです。わたしたちはフレーバーとそれをつくる技術を、とても真剣に考えています。フレーバータンクで働く人々は、フレーバー芸術の専門家であり、最高の材料だけがフレーバーのために使われます。
煮詰められたミックスは、タンクルームからフレーバータンクへ移されます。ステンレススチールのタンクのひとつひとつに、500ガロンのミックスが入ります。ここでミックスがしあわせなフレーバーに作り替えられ、それは驚くようなピューレと抽出物、例えばバニラ、純粋なペパーミント、フルーツエッセンス、バナナピューレ、そして時には少しのお酒までが加えられるのです。
好きなフレーバー:
「トリプル・キャラメル・チャンク」
嫌いなもの:
「少ししか貢献しない人や、ギリギリまでしかやらない人。何をするにしても、100%の力を出すべきです。」
– マリー・ペルキー
第3シフト品質保証シニアテクニシャン
フレーバーの材料が加わると、ミックスはフリーザーに注入されます。ウォーターバリー工場のフリーザーは液体アンモニアを冷媒としており(-40℃)、そして1時間に700ガロンのミックスを冷凍することが可能です。
ミックスはバレルと呼ばれる長い、凍った冷たいシリンダーを通ります。ミックスがバレルの壁で凍ると、回転刃で剥がされます。バレルの手前に来たときは、もうミックスではなくアイスクリームです!
ミックスはフリーザーに2℃で入り、-5℃で出てきます。やわらかめのアイスクリームと同じ温度および粘度、すごくクリーミーなアイスクリームになります。
好きなフレーバー:
「ストロベリー」
安全第一:
「私はスカイダイビングをやりますが、すごく安全なんですよ。たぶんベン&ジェリーズのロゴが付いたパラシュートを飛ばしても大丈夫なくらい。気持ちはもちろん安全を意識してるんですけどね。安全は私たちがコミュニティ・アクションチーム・プロジェクトをするときにも常に第一です。私がプロジェクトを行うのが好きなのは、みんなで手助けしあい、貢献しあうからです。」
嫌いなもの:
「不注意な人。もっとイヤなのは早朝に落ち葉を集める機械をへっちゃらで使う人。あとは地平線上12,000フィート以下の雲。」
– ケン・ムーア
シッピング&レシービング
ミックスを凍らせてクリーミィな-5℃にした、そのあと。バニラのようにチャンクのないフレーバーだけを作るのなら、アイスクリームは直接パイント充填機に送られるのですが、チャンクの入ったフレーバーを作るときは、.アイスクリームはフルーツ・フィーダーを通らないといけません。
ベン&ジェリーズがうまれる前には、アイスクリームに入っているのはフルーツだけでした。それでアイスクリームにチャンクを「入れる(フィード)」機械をフルーツ・フィーダーと呼ぶのです。新しい名前にもできますが、わたしたちはそれよりも、新しいチャンクをフィーダーで入れることに熱心なのです。チョコレートチップクッキーの塊から、チョコでべとつくブラウニー、クッキーとキャンディとナッツと……フルーツも!
簡単に言えば、フルーツ・フィーダーはチャンクを「入れる(フィード)」もの。フルーツ・フィーダーの上部に置かれたチャンクは、らせん状のスクリューが流れを制御してスター・ホイールへ送ります。スター・ホイールが回ると、ホイールは凍ったアイスクリームの中にチャンクを押し入れます。チャンクの入ったアイスクリームは最終的に特殊なアタッチメントを通り、チャンクと混ざりあい、均一にチャンクを分散させます。
好きなフレーバー:
「チョコレートチップ・クッキー・ドウ」
ベン&ジェリーズの最高なところ:
「素晴らしい人々と一緒に働き、世界で一番のアイスクリームを作っていること。」
パイントにまつわる告白:
「チャンクをすぐ掘り出してしまい、アイスクリームは後回しにしてしまいます。」
– Kathy Jochim
第2/第3シフトメンテナンス・スーパーバイザー
どうやって、リッチなスワールをアイスクリームの全体にわたってきちんと渦巻かせているのかわかりますか?「スワール」という言葉を変えると「バリゲート」になります。わたしたちは、キャラメル、ピーナッツ・バター、マシュマロ、またはフルーツであれ、できる限り最高のバリゲートを使っています。しかし、そのような素晴らしいバリゲートは、優れた材料の導入システムがないとアイスクリームの中に入りません。
しあわせなことに、わたしたちは、最高に優れたバリゲート導入システムを持ってるんですけどね!
仕組みはこうです。
• バリゲートはまず「コンサーム」を通らないといけません。それは温度を下げて、溶けるのを防ぐためです(溶けるのはいいことではありません)。
• 冷やしたバリゲートをバリゲーターに通します。バリゲーターはアイスクリームにバリゲートを注入します(うまくいかないと、とんでもないことになります)。
好きなフレーバー:
「トリプル・キャラメル・チャンク」
不愉快なこと:
「私が最初にこの仕事をはじめた頃、ファッジをタンクに送っていました。ファッジがタンクに来るのを待ったのですが、来ませんでした。突然、ホースに穴が空いて、ファッジがぜんぶ私の横を飛んでいき、フロアにいたほとんどの人を直撃しました。」
– ヴィッキー・キール
生産
チャンクとスワールが加わると、アイスクリームはパイント容器に分配する準備ができたことになります。これは自動充填機と呼ばれるもので行います。
自動充填機は120パイント/分を充填するだけではなく、パイントカップを2個ずつ完璧な位置に落とし、充填機のヘッドが的確にアイスクリームを入れられるようにします。
加えて、カップが充填されると、充填機はリダーへそれらを送ります。リダーはパイントの蓋を、カップの適切な位置に押し込みます。
こうして、リフターがパイントをリダーから外し、小さなレバーがパイントを押し出すのを待ってベルトコンベアから外し、次のステップへと進みます。
好きなフレーバー:
「私はピーナッツ・バターが大好きで、ピーナッツ・バタースワールがピーナッツ・バタープレッツェルに混じっているのはただ素晴らしいです。ファッジも好きです。」
ベン&ジェリーズの最高なところ:
「ベン&ジェリーズが利益だけを目指していないところが好きです。企業として、コミュニティ・プロジェクト、フェア・トレード、ベン&ジェリーズ基金、従業員の寄付などを通じ、誰かを助けるためにたくさんのお金を費やしています。仲間たちは、ベン&ジェリーズで働くのが楽しい最大の理由です。みんな優しく、温かく、思いやりにあふれています。」
– ニール・ジョーンズ
第1シフト倉庫スーパーバイザー
アイスクリームが保存されたり出荷されたりする前に、さらに凍らせなくてはなりません。半分凍った-5℃から、完全に凍った固い状態の-12℃までにです。このプロセスは「硬化」と呼ばれ、らせん硬化機で行われます。
パイントはコンベアにのって生産ルームから出て、らせん硬化機の2階のトンネルに入ります。これはらせん状のメガコンベアで、工場の中で一番冷たいものです。
らせん硬化機トンネルの実際の温度は-34℃、しかし巨大なファンによる風がトンネル内を吹いていて、-51℃になります。この完全に寒帯な環境下で、パイントは3時間かけてゆっくりらせんコンベアを上ってゆき、頂上に達したとき、温度は-6℃(すこしやわらかめ)~-22℃(完全に凍って固い)まで下がります。
好きなフレーバー:
「ミルク&クッキーズ。バニラとクッキーの狂気的なまでに完璧なブレンドです。私はクッキー・モンスターですから!」
ベン&ジェリーズの最高なところ:
「毎朝起きたとき、素晴らしいことを成し遂げるチャンスについてや、どのように私が役に立てるか、1日の仕事で誰にポジティブな影響を与えられるかを考えられること。これはかなり素晴らしいことです。」
– ルーク・デズモンド
第2シフトロジスティクススーパーバイザー
凍ったパイントは、出荷のために包装します。まず1個1個のパイントをひっくり返し、担当者が8パイントがきちんと集められているか数え、それからバンドラーに入ります。バンドラーは熱したトンネルで、8パイントの束を収縮包装します。まとめられた8パックは「スリーブ」と呼ばれ、各スリーブは1ガロンのアイスクリームに相当します。フリーザー担当者はスリーブを出荷パレットに載せ、それから-29℃の倉庫で出荷を待ちます。
好きなフレーバー:
「ピーナッツ・バター・ジャム・セッション」
しあわせだったこと:
「新しいフレーバーを販促するためにニューヨークに行き、ボランティアをしました。自分をより良くするためにそれをしました。行ってよかったです。大満足でした!」
– ジェシー・プルーフ
シッピング&レシービング
品質管理研究室では、担当者がベン&ジェリーズのアイスクリームフレーバー1つ1つについて、厳しい商品基準に合っているかどうかを熱心に調べています。
承認が取れるたびに、ベン&ジェリーズの生産はアイスクリーム交通コントローラーに対して必要な手続きを行います。そしてベン&ジェリーズのアイスクリームはあちこちの目的地へ送られます……
好きなフレーバー:
「ココナツ・セブン・レイヤー・バー。ココナツフレークとバタースコッチが好きです。 」
ベン&ジェリーズの最高なところ:
「コミュニティに貢献できることが好きです。コミュニティ・アクション・チーム・プログラムはわたしがここで働いている大きな理由です。20年もメンバーをしているんですよ! 」
– パメラ・ヘイキー
品質管理コーディネーター
わたしたちの「どこでも」の定義は、毎年もっと多くの場所へと広がっていくことです!
ベン&ジェリーズのアイスクリームは世界中のスーパー、食料品店、映画館、アイスクリームが似合う場所に送られています。アイスクリームが似合う場所と言えば、もちろん、ベン&ジェリーズのスクープショップが一番です!
好きなフレーバー:
「スプモーニ。2012年の限定フレーバーでした。この驚くべきフレーバーはチェリーアイスクリームにチェリーとピスタチオをまぜたものと、ファッジの入ったチョコレートアイスクリームで出来ていました。最高のアイスクリームでした。」
嫌いなもの:
「サンダルに靴下をはく人、ウィンカーを出さないドライバー、ひどいカスタマーサービス、冷凍焼けのアイスクリーム、猫が嫌いな人(どうやったら猫が嫌いになるんでしょうか?)、遅刻する人、皿の周りでフォークのこする音を立てる人。」
– マーラ・ホーガン
スクープ・U・プロフェッサー